メールが勝手に消えてしまう

メールがどんどん消えていってしまうという連絡がありました。
訪問して確認しようとしたところ、お客様から「Outlook2016が消えてしまったので、メールが開けない」と言われました。

どうやら、スタートメニューのショートカットが消えてしまっていたようです。
ショートカットが消えたのは、Windows10がよく使うショートカットを自動生成していた箇所でした。

パソコンを買って1ヶ月間ずっとメールを使っていなかったようで、Outlook2016の起動方法が分からなくなっていたようです。

Outlook2016を起動し「受信トレイ」のところに、未読メールの件数が表示されています。お客さまは、どうやらこちらの未読件数の数字を見て、「メールが勝手に消える」と思い込んでしまっていたようです。

パソコンの設定が間違っていないことを説明し、メールソフトの基本的な使い方の説明からさせていただきました。

とにかく、データが消えてなくてよかったです。

パスワード解除したい(デジタル遺品の整理)

パソコンに入っているデータを取り出したいという連絡がありました。

家族の写真などがパソコンの中にたくさん入っているそうですが、そのパソコンを使っていた方が亡くなってしまい、パソコンにログインできなくなってしまったようです。

パソコンのログイン方法や暗号化方法によってアプローチが変わってきます。
そもそも、パスワード解除しようとしているものが本当にお客様の所有物なのかどうかという問題がありますので、慎重にヒアリングしていく必要があります。

今回は、データ量がとても多くファイルコピーに非常に時間がかかりましたが、お客様が探していた家族の写真が無事救出できました。

もしもの時に備えて、パスワード情報は家族には共有しておいたほうがいいかもしれませんね。

プロバイダーを変えたらプリンターが使えなくなった

So-netからOCNに変更したところ、プリンターが使えなくなったというお問い合わせをいただきました。

デスクトップパソコン、ノートパソコン、プリンターをそれぞれLANにつないでいるけれど、デスクトップパソコンだけプリンターが使えるという状況でした。

おそらくルーターのネットワーク設定や配線を見直すことで解決できると思われます。
今回は何かひっかかるなと思うところがありましたので、念のため今の設定自体から見直していきました。

プロバイダー変更の経緯や、どのような手順でプロバイダー変更の設定をしたのかを1つ1つ確認していきます。
今回は、フレッツ光からOCN光への契約切り替えがあったようです。
インターネットやルーター設定は誰がやったのかなどの情報も大切です。

今までフレッツ光のルーター+WiFiルーターの構成で使っていたものを、OCN光の電話サポートに従ってお客様が設定した結果、プリンターが使えなくなってしまったそうです。OCN光の電話サポートでは、WiFiルーターではなくフレッツ光のルーターに直接LANケーブルを接続するよう言われたそうです。
設定できて数日後、ノートパソコンからプリンターが使えないことにお客様が気付きました。
お客様がOCNに問い合わせても、設定に問題はないからサポート範囲外という返答しかもらえなかったそうです。
OCN光の営業をしてきた会社に問い合わせても、OCNに聞いて欲しい言われるだけで相手にしてもらえなかったようです。

それで、困ったときのパソコンサポートに連絡がありました。

NTT東日本のルーターと、WiFiルーターの両方の設定を確認したところ、それぞれ異なるプロバイダー情報が設定されていることが分かりました。ノートパソコンは、3ヶ月前に解約したはずのSo-netを利用してインターネットしていることも分かりました。おそらく、ルーターを1度再起動したらインターネット接続できなくなっていたのではないかと思います。

ちょっとひどい対応ですね・・・。

原因がはっきりすれば、あとは正しく設定するだけ。
ルーターを正しく設定し、各パソコンからプリンターが使えるようになりました。

お客さまにも大変喜んでいただけました。

Webページの改竄

レンタルサーバー会社より、Webページが改竄された可能性が高いという連絡が届いたという相談がありました。

お客さまに届いたメールによると、WordPressのファイルが改竄された可能性があるという内容でした。

まずは状況確認からです。
どのような改竄が行われたのか、データ流出の可能性はないか等をこれから調べていきます。

同じサーバーにどのようなサイトが共存しているのか、データベースへのアクセスはあったかどうか。
レンタルサーバーなので、どこまで調査できるか分かりませんが、パスワード変更など含めて急ぎ対応できるところから順番に対応していく予定です。

レンタルサーバーのCMSは、インストールは楽ですが、ちゃんとアップデートしていかないと非常に危険です。
使わないCMSはできるだけ削除することをおすすめします。

スキャナが使えなくなった

複合機からスキャンしようとすると、エラーが出てしまうという連絡をいただきました。

Sharpの複合機を職場で使っているお客様からの連絡でした。

パソコンのIPアドレスが変更になったが、その情報が複合機に自動登録されていないのが原因でした。

ネットワークスキャナーツールLiteを使っているため、パソコンのネットワーク設定がDHCPでも問題ないはずです。
ところが、お客様の使っているパソコンのうち半数で、ネットワークスキャナーツールLiteのIPアドレス自動登録機能がエラーになってしまい、複合機にその情報が登録できていないことが分かりました。

お客様のパソコン環境を考慮した結果、ネットワークスキャナーツールLiteの動作不良解消ではなく、IPアドレスを固定にすることで対応しました。

全パソコンのネットワーク設定を変更し、複合機の設定も変更しました。
ネットワークスキャナーツールLiteが正常動作するパソコンもあったため、複合機の設定が勝手に変更されるトラブルもありましたが、最終的には無事全てのパソコンでスキャナーが利用できるようになりました。

データ移行と初期設定

新しく買ったWindows10パソコンの初期設定ができないと相談がありました。
古いWindows Vistaパソコンからもデータ移行してほしいとのこと。

Vistaのパソコンはとっても動作が遅く調査段階で時間がかかります。

パソコンの動作が非常に遅い場合、お客様の記憶を元にパソコンを調査していくのですが、お客様がパソコンで何をしていたかはっきり思い出せない状態でしたので、1つ1つ調査していきました。
移行したデータは、メール、アドレス帳、年賀状データ、WordやExcel、写真、CDラベルデータです。

プログラムの移行は、Vistaパソコンから移行できるものはほとんどありません。
Windows10標準メールは使いにくいので、Windows LiveメールからOutlook2016へ移行しました。

新しいパソコンでは、Officeのインストール・ライセンス認証、セキュリティソフトの導入、Adobe Readerのインストールと関連付け設定、各種ドライバーアップデート、Windows Update、リカバリーメディアの作成などを行いました。

作業が無事完了し、お客様には大変喜んでいただけました。

MovieメーカーやLiveメールを使っている方はまだまだたくさんいらっしゃるかと思います。
2017/1/10にWindows Essentials 2012のサポートが終了するため、これらのソフトを使っているとウイルス感染のリスクが高まりますので、違うソフトに切り替えることをおすすめします。

メールは最新版Outlookへ切り替えるのが安全だと思います。
Outlookの場合は、将来パソコンを買い替えしても安心して使えるのと、データ移行がちゃんとできるというのがその理由です。

どうしてもフリーソフトを使いたいのでしたらThunderbirdをおすすめしています。
データ移行が簡単とは言えないのと、バージョンアップ頻度が高く操作性がよく変わるので、どうしてもOutlookを導入できないお客様だけにご案内しています。