パソコンが起動しなくなった

Windows10のノートパソコンで、修復画面から進まないという連絡がありました。

数か月前からブルースクリーンが頻発していたようで、今回は「修復中」の画面で修復できず、強制シャットダウンしても改善しない状況でした。

いろいろ試した結果、一部データの救出には成功しました。

しかし、その後はハードディスクへのアクセスが思うようにできなくなりました。

色々なアプローチを試みたところ、再びハードディスクを認識するようになり、ディスク修復コマンドを使うことで、ハードディスクの復旧に成功しました。

データの完全救出だけでなく、パソコンの起動もできるようになりました。

ハードディスク自体は一部故障していたため、今後使い続けるのはリスクが高い状況ですが、急ぎデータを取り出したり、設定確認したりすることはできました。

新しいノートパソコンを準備し、そちらにデータ移行作業をしていきました。

オンラインバンキングの設定(個人向け、法人向けなど多数)、メールの設定、各種プログラムのインストール、セキュリティソフトのインストールなどしました。

お客さまのご要望で、アイコン位置の細かい指定や、フォルダの表示方法など、古いノートパソコンと見比べながら1つ1つ設定していきました。これらは、パソコンが壊れてしまっていてはできない作業です。

データ救出作業は5時間(前日にお預かりしての作業)、パソコンの初期設定やデータ移行作業、その他操作説明など合わせて3.5時間 といったところです。途中、銀行に電話して電子証明書の移行方法について相談したりしていたり、パスワード情報の書類をお客様と一緒に探していたため、長めの作業時間となっています。

テレビで見れるDVDを作りたい

最近では珍しいですが、自分で作った動画をテレビで見れるようなDVDにしたいという依頼をいただきました。

DVDを作るのは、実は結構面倒です。

ちなみに、ブルーレイディスクを作るのはさらに時間がかかる作業となります。

作業としては、

  1. 動画を作成(MP4など)
  2. オーサリングソフトを使って、DVD用のデータを作成
  3. オーサリングソフトを使って、DVDに書き込み
  4. 市販DVDプレーヤーで動作確認

うまくいかない時は、2~4を何度も繰り返すことになり、結構時間がかかります。

今回は、このオーサリングソフトで ハズレ をひいてしまったため、作業に時間がかかってしまいました。

今回利用したオーサリングソフトだと、音にノイズが乗る現象が発生しました。設定項目もなく、工夫して何回か試しても改善できませんでした。

どうやっても改善しなかったため、私の持っているソフトでDVDを作ることになりました。

Adobe CC にはDVDオーサリングソフトぐらい付属していると思っていましたが、ないみたいですね・・・。

結局、数年前に買った ソースネクストのVegas Proセットに付属していた DVD Architect を利用することで、DVD作成できました。

ちなみに、最新のVegasセットをソースネクストで買っても DVD Architect は付属しなくなったようです。

DVDオーサリングソフトですが、これはこれで結構面倒なソフトです。

DVDを入れた時に出てくるメニュー画面を作成できるソフトなのですが、凝ったものを作ろうとすると難易度はかなり高くなります。「メニューなし」でいきなり再生するDVDを作ることもできます。

16:9のワイドスクリーンタイプにして、NTSCで作成するというポイントさえ押さえておけば大丈夫でしょうか。

DVD Architect は操作が複雑なソフトの部類に入ると思いますので、根気よくできない場合はやめたほうがいいかも・・・。

引っ越しするのでパソコン設置・設定してほしい

2拠点で使っているパソコンを1か所にまとめたいので、設定などしてほしいという依頼がありました。

デスクトップパソコンの引っ越しですが、マウス、キーボード、モニター、スピーカーも新しいものに変更したいとのこと。

プリンターやスキャナーの設定も変更が必要になります。

最近よく問題が起こるのは、モニターとパソコンとの接続ケーブルの違いです。

古いモニターだと、D-SUB、DVI端子しか対応していないこともありますが、最近のパソコンはHDMIとDisplayPortにしか対応していないものが増えてきています。

対応していない場合は、モニターケーブルの変換ケーブルや変換コネクターが必要ですが、信号の向きがありますので、ケーブル購入時はお気を付けください。

今回の作業は、モニターケーブルが対応していなくて、引っ越し前のご自宅に取りに行くことになりましたが、無事作業は完了しました。

中古パソコンはどれを選んだらいいのか

お店を開業するので、新しくパソコンを1台欲しいという相談がありました。

中古で何かいいのがないかという相談です。

中古パソコンは故障リスク、当たりハズレのリスクがあるため、急ぎの場合、価格は高くても中古がいいなど、特別な理由がある場合を除きおすすめしていません。

Windows11が出たため、Windows10のサポート期限が4年後までと区切られてしまいました。

4年間使えれば十分なのか、それよりもう少し先まで使うつもりでWindows11対応パソコンにしたいのか。もし、Windows11対応パソコンとなると中古パソコンは選ぶのが難しくなります。Windows11に対応した中古パソコンは比較的新しくて高性能なため、価格も高めとなります。パソコン本体価格が高いのに、Microsoft Officeも正規ライセンスでついてくることはまずありません。

今回は、新品デスクトップ(セパレート型)パソコンを購入することとなりました。Microsoft Officeは2021です。2019だと結局あと4年でサポート期限切れます。

大型量販店さんを調べたところ、まだMicrosoft Office 2021搭載パソコンは最上位機種など一部に限られるようです。中位ランクのパソコンを買おうとするとどうしてもOffice 2019搭載モデルになってしまうようです。

4年以上パソコンを使うつもりの方は、Office 2021搭載パソコンは意識したほうがいいかもしれません。

Windows11を試してみたい

使っているノートパソコンをWindows11にしてみたいという相談がありました。

使っているパソコンは、Microsoftの要件を満たしていません。TPMとCPUが対応していない状況でした。Windows11は、CPU要件はかなり厳しくて、ここ3年以内に買ったパソコンだけがWindows11に対応していると考えていいと思います。それ以前のパソコンの場合はWindows10のまま使い続けるのがいいと思います。

今回は無理やりWindows11にしました。

大切なデータが消えたら困るため、あらかじめ完全バックアップをとっておきます。データ使用量にもよりますが、バックアップだけで1時間以上かかります。HDDが劣化も少なく非常に元気だったのと、データ使用量が少なかったなどの条件が重なり、比較的短時間でバックアップがとれました。これで、いつでも元に戻せます。

Web上には古いパソコンをWindows11にする方法がいろいろ記載されていましたが、いくつかのパターンは今回全く役に立たないことが分かりました。いろいろな方法を試し、無事Windows11をインストールすることに成功しました。

OSをWindows11にしてから、Windows Updateで複数の更新プログラムを追加し、作業完了です。

Office付属の新品激安パソコン

パソコン初期設定の依頼がありました。

高価なセキュリティサービスに加入する特典として、お客様はノートパソコンをもらったとのこと。

初期設定とデータ移行をしたのですが、HDD搭載激安パソコンよりは速いけれど、これはちょっと・・・というものでした。

仕事で使えるパソコンをもらったとのことでしたが、箱の中を調べても、Officeのライセンスカードがどこにも見つかりません。

キングソフトのセキュリティソフト、永続ライセンスが付属しているみたいです。これ使うぐらいなら、インストールしないでWindows Defender使ったほうが私は安心です。

パソコンの電源を入れたところ、すでにユーザー名が登録済みでした。デスクトップには、Word, Excel, PowerPointのアイコンまであります。

プロダクトキーなしでMicrosoft Officeが付属することは、ありえないと思うのですが、製品名を見るとMicrosoft Office Professional Plusとなっています。

これってオークションやショッピングモール、個人売買でよく見かける、不正ライセンス製品と同じ名称です。

不正品かどうかは、Microsoftに聞かないと断定できないと思いますが、Officeのライセンス的にはダメではないかと・・。

Windows10のライセンス自体、本物か疑わしく思えます。

ちなみに、Amazonでは、このパソコンは堂々と販売されています。なぜかレビューも高評価。

CPUはCeleronですが、ギリギリありかな?という性能。第3世代のインテルCore CPUぐらいの性能でしょうか。SSD搭載ですが、転送速度はかなり遅め。ベンチマーク測定したわけではありませんが、SSD内部で10GB程度のデータコピーしましたが、かなり待たされました。

USB3.0も搭載しているようですが、USB2.0以下の速度しか出ませんでした。内蔵SSDが遅いのかもしれません。

Excelで簡単な書類作ったり、インターネット閲覧する程度であれば、古いパソコンと比べると速くなったと感じることができると思います。

キーボードは日本語かな表記はありますが、101英語キーボード配列でした。日本語キーボードだと「む」のキーは右端にあるはずですが、左上(Escの下)にありました。

「半角/全角」「変換」「無変換」「カタカナ/ひらがな/ローマ字」のボタンはもちろんありません。

日本語変換は「Alt」+「む」で切り替えることができました。

「Enter」キーが横長で縦に短く、押しにくいです。DELLのコンパクトノートパソコンもキーボードは使いにくいですが、それよりもっと使いにくいと思います。これ、15.6インチのテンキー付きパソコンなのに「Enter」やカーソルキーが使いにくいんです。テンキーもほかのキーと物理的に近いので、間違えやすいです。あまりテンキーの意味がありません。

外付けキーボード買いたくなります。

作業が終わったあと、古いパソコンのHDDをSSDに交換したほうが速くて使いやすくなるということに気付きました。

メールでエラーが出る

メールを使おうとすると、エラーが出てしまうというお問い合わせをいただきました。

調査したところ、インターネットに接続できていないことが分かりました。

パソコンやネットワーク機器の再起動で解決することが多いですが、今回はLANケーブルの接触も悪かったようで、ケーブルを1度外してからの再接続する必要がありました。

インターネットができるようになると、メールも無事使えるようになりました。

テレビ会議の設定をしてほしい

パソコンでテレビ会議をすることになり、その設定をしてほしいという相談がありました。ここで言うテレビ会議というのは、パソコンの画面を使ってのオンラインミーティングのことを指します。

ノートパソコンには、Webカメラが内蔵されていることが多いため、機器の追加購入など不要なことが多いです。

以前はZoomの設定をしてほしいという相談が多かったのですが、最近ではMicrosoft Teamsの設定をしてほしいという相談が増えています。

実際に会議をしてみると、カメラの角度が悪い、声が聞こえない、会議が途中で切れてしまう等、いろいろ問題は出てきます。

パソコンでテレビ会議の設定をするだけでなく、実際にお客様とインターネット経由で会議をしてみることまでやっています。それでも、初めての場合は本番の会議で緊張してうまくいかないこともあり、後日再び会議のテストをすることもよくあります。

テレビ会議のサポート、いろいろやっていますので、まずはお問い合わせください。

ランサムウェア対策の相談

ランサムウェア対策の提案を受けたけれど、どうしたらいいかという相談がありました。

お客様の提案された資料を見せてもらったところ、ランサムウェアにも対応できるセキュリティ対策、バックアップ、緊急時の早期復旧などをまとめたパッケージの提案でした。

クラウドシステムを利用し、ネットワークドライブの適宜切り離しを採用しているようで、万全ではありますが個人や小規模で利用するにはかなり大がかりで金額も高くなります。パソコン1台で運用されているお客様なので、毎月10万円以上のランサムウェア対策はちょっと的外れな提案内容かと思われます。もちろん、システムのバックアップや復元が短時間でできるのは大切ですが、そのために年間100万円以上も投資するのかと言えば疑問です。

今回、お客さまには定期メンテナンス付きのバックアッププランをご提案させていただきました。

セキュリティ対策と合わせて、データのバックアップも考えてみてはいかがでしょうか。

朝からインターネットできない

インターネットできないという問い合わせをいただきました。

よくあるお問い合わせですが、連休に入ってしまうと、回線業者やプロバイダーの対応に時間がかかり、連休明けまで対応できないということもあります。

急ぎ確認してほしいということで、対応してきました。

インターネットのトラブルでは、DNSサーバーがどうのこうのというエラーメッセージが出て何を確認していいか悩むことがあるかと思います。でも、DNSサーバーが停止していることが原因でインターネットできないというパターンはほぼないでしょう。

まずは機械の電源をON + OFFしてみることが大切です。インターネットトラブルの大半はこれで解決します。

インターネットできなくなった場合、パソコンやルーターなどのネットワーク機器の電源を一度切って確認してみてください。