Surface Studio2でキーボードが反応しない

マイクロソフトが販売している高性能一体型デスクトップパソコン Surface Studio2を使っているお客様から、キーボードが反応しないという相談がありました。

最初は電池交換やBluetoothの再設定で解決できることかと思っていましたが、訪問してみるとかなり深刻な状態でした。

有線接続のインターネットができない。
無線接続もダメ。
USBキーボードを接続しても、キー入力ができない時がある。できるまで再起動する必要がある。
USBメモリーをつないでも反応しない。
システムの復元をしようとするとエラーになる。
初期状態に戻そうとするとエラーになる。

という状況。

セーフモードでも状況が変わらず、CドライブにアクセスしようにもBitLockerで暗号化されているためアクセス不可。

暗号解除のキーは、お客様にも分かりません・・。

Microsoft Surface Studio2を修理に出すと、修理ではなく再生品との交換になるそうです。金額は約11万円。

新品価格が60万円ぐらいするものなので、11万円で交換できるなら良心的かもしれません。約1週間で交換品が手元に届くようなので、見積もりや原因特定に時間をかけるよりは効率的です。

今回は、最後の手段として、インターネットから回復ドライブのイメージデータをダウンロードしてリカバリーを試みました。

結果、無事にUSBやインターネットの不具合も全部解決!!

Windows10のメジャーアップデートを実施し、現時点で最新のバージョン1909まで更新。
それ以降のWindows Updateも実施。

更新作業は結構時間がかかりました。

セキュリティソフトの期限がちょうど切れていたため、新しく契約してインストール。
Microsoft Officeのライセンス認証を実施。
BitLockerは不要とのことでしたので、Cドライブの暗号化を解除。
WindowsへのログオンをMicrosoftアカウントではなくローカルアカウントに変更したいとのことでしたので、変更。
ログオン画面に出てくる、ユーザー名表示をお客様のお好みのものに変更。

それ以外のソフトインストール、プリンター設定などはお客様自身で作業されるとのことでしたので、今回の作業はここまで。

Windows10のシステムエラーが原因でしょうかね。

修理に出す前に解決できてよかったです。

プロバイダー設定ができない

新しく契約したインターネットプロバイダー(ISP)の設定をしようとしたけれど、できなくて困っているという相談がありました。

プロバイダーから送られてきた設定書類に記載の通りやってみたけれど、ルーターにログインできなくてお困りのようです。

説明書類には、NTTルーターを使って参考設定例が記載されているだけで、お客様が使っているNECルーターに設定情報は記載がありませんでした。

NTTの一般家庭向けホームゲートウェイの初期IPアドレスは192.168.0.1だと思いますが、お客様が設置していたNECのWiFiルーター(Atermシリーズ)は192.168.10.1でした。

正しいIPアドレスにアクセスすることで、NECのWiFiルーターにログインできました。

新しく送られてきた接続情報をNECのWiFiルーターに登録しましたが、なぜか接続エラーになります。一度ルーターを初期化してから再設定することで、インターネット接続ができるようになりました。

インターネットやメールの動作確認をして、作業終了です。

パソコンの起動が遅すぎる

電源を入れてから、ログイン画面が出るまでに30分以上かかるというお問い合わせがありました。

パソコンは起動しましたが、デスクトップアイコンやフォルダメニューなどの文字が表示されないという現象が発生していました。インターネット接続もダメです。

ソフトウェアの不具合という可能性もありますが、ハードディスク故障の可能性が大きいように思えます。

WinRE環境からデータ救出を試みたところ、大部分のデータコピーには成功しました。

急ぎ必要となるデータ有無とアクセス可能かどうかの確認をし、お客様が予備のパソコンで仕事を続けられるよう設定をしました。

ハードディスク(HDD)を別のSSDにコピーし、起動できるか確認です。
この時点で、HDDのユーザーデータ領域が破損していることが分かりました。
エラーを無視してSSDに全データをコピーします。
内蔵HDDを取り外し、コピー先のSSDと交換したところ、Windows10 OSの起動は確認できましたがアプリケーションエラーが多発しています。
DLLの読み込みエラーがいくつか見られます。
他にも、動作が遅かったり、一部プログラムの実行ができない等問題が見つかりました。

Windows10のISOからアップデートすることでシステム修復を試みます。
アップデートには結構時間がかかりましたが、今度はDLLエラーは出なくなりました。

今度こそ解決かと思いきや、
・CPU速度が遅い(CPUのクロック数が1.65GHz以上出ない)
・管理者モードでプログラム実行ができない
・ファイル一覧の表示がめちゃくちゃ遅い
という問題が解決していません。

コマンドプロンプトを管理者として実行することができない状態です・・・。
セーフモードでも実行不可・・・。

どうやら、権限昇格に関係する個所に問題があるようです。
もう一度Windows10のアップデートをしようとしましたが、エラーが出て実行できません・・。

CPUのクロック数問題については、富士通の「ECOモード」プログラムが原因のようでした。
ECOモードを解除することで、CPU速度問題は解決しました。

この時点でのデータを別SSDにバックアップして、次の作業に移ります。
「このPCを初期状態に戻す」を実行です。
これはあまりやりたくはないのですが、富士通パソコンのプリインストール状態に戻せるということで、試しに実行。

管理者モードでプログラムを実行できない問題、ファイル一覧の表示が遅い問題も無事解決。
削除されてしまったプログラムは、1つ1つインストールしなおしになりますが、富士通のプリインストールアプリは残っているため、復旧作業はかなり楽でした。
各種ドライバーを入れなおさなくてもよく、プログラムを更新していくだけ。

Office、業務用ソフト、プリンターなどを設定して無事作業終了。
メーカー修理で最短10日以上かかるところ、24時間以内の復旧ができ、お客様に喜んでいただけました。

セキュリティチェックをしてほしい

今使っているパソコンが攻撃を受けていないか心配なので、セキュリティチェックをしてほしいという相談がありました。

既にウイルス感染している場合は、セキュリティチェック後にウイルス駆除または、パソコン初期化という流れになります。

ウイルス感染チェックは、どの程度までチェックするかによって作業時間が大きく変わってきます。

OSや各種ソフトのサポート期限が切れていたり、プログラムの更新データがあってもちゃんと更新していない場合には、そこを1つ1つ塞いでいく必要があります。

古いパソコンの場合や、フリーソフトを多数使っている場合は、どうしてもセキュリティ対策を万全にすることは難しくなってきます。

Microsoft Officeの古いバージョンを使っているため、新しいものを購入してインストールする。数年間更新されていないフリーソフトを使わないようにする。などは、安全対策としては正解かもしれませんが、現実にはそのような選択は簡単にはできないと思います。

まずは、最低限守っておくべきセキュリティの対策をし、それに追加してどこまで対策をとるかということをお客さまと相談しながら決めていきます。

個人のお客様の場合、最低限の対策で終わることがほとんどではないかと思います。

1回きりで終わるものではありません。普段のパソコンの使い方も気を付ける必要がありますので、その点のアドバイスもさせていただきました。

ドコモ光に変えたらインターネットできなくなった

光コラボへの切り替えに関連するトラブル相談がありましたので、対応してきました。

お客様は、1か月前にドコモ光+ぷららに切り替えましたが、ずっとインターネットできない状態だったそうです。
NECのAtermルーターが送られてきて、それを設置するだけでIPoE接続できるというもの。

ネットワーク状況を調べると、DHCPが取得できていないことが分かりました。
ルーターを再起動しても同様です。

調査したところ、WiFiルーターがブリッジモードで稼働していることが分かりました。
NTTのホームゲートウェイはない環境のようで、ONU+AtermのWiFiルーターのみという構成です。

ルーターモードに切り替えたところ、無事IPoEでの接続に成功しました。
IPoEは初期設定がとても楽です。ブラウザーでログインしなくてもインターネットできてしまいます。

既にPPPoE接続している場合は、ルーター初期化しないとつながらないことがあるので、インターネット接続設定はまだまだ分かりにくいですね。

パスワードを忘れてパソコンが使えない

パソコンのパスワードを忘れてしまったので助けてほしいという連絡がありました。

多くの場合、パソコンのログオンパスワード(ローカルアカウントまたはマイクロソフトアカウントのどちらか)のことを指します。

まれに、会社PCでBitLockerパスワードやBIOSパスワードが分からず助けてほしいというお問い合わせもいただきますが、こっちの場合は解決は難しいことが多いです。

ドメイン管理していない場合は、ローカルアカウントなのかマイクロソフトアカウントなのかどっちでログオンしているのかを把握する必要があります。

マイクロソフトアカウントの場合、インターネット経由でパスワードリセットをしていくことになります。インターネット経由でのパスワードリセットには、本人確認が必須です。メール認証、SMS認証が必要になるのですが、そのどちらもうまくいかないことも結構あります・・・。いつまでたってもSMSが届かなかったり、秘密の質問の答えが分からなかったり・・・。

ローカルアカウントの場合は、パスワードリセットUSBメモリを使ってパスワードリセットできますが、作っていたらこんな相談されませんよね。今までパスワードリセット用のUSBメモリを作っていた方に出会ったことは1度もありません。インターネットで同様の事例を探しても、的外れの記事ばかりが検索結果に表示されます。皆さん記事内容を真似しあっているのでしょうか。全く役に立ちません。

ローカルアカウントのパスワードリセットは、何とかなることが多いです。ただし、必ずしも成功するとは限らないようで、訪問してパスワードリセットを試してみるまで成功するかどうか分かりません。成功確率は非常に高いですが、100%大丈夫とまでは言い切れない気もします。

最後の手段になりますが、パスワードリセットできない場合でも、データの取り出しは可能です。パソコンの再セットアップすることになっても、データはちゃんと救出できますのでご安心を。

いずれの場合でも、パスワードが分からない場合は、信用できるお客様かどうかの判断からさせていただくことになります。偽名を使われるお客様も稀にいらっしゃいますし、身分確認や会社確認などしっかりさせていただいてから作業するよう気を付けるようにしています。

音楽CDを作りたい

ノートパソコンを使っているお客様から、音楽CDの作り方を教えてほしいという相談がありました。

以前は東芝のノートパソコンを使っていたそうで、できるだけ簡単に音楽CDを作れるよう教えてほしいとのことでした。
音源は、ボイスレコーダーです。
ボイスレコーダーをUSBでパソコンに接続し、パソコンに保存しないで直接音楽CDを作成したいそうです。

お客様の使っているパソコンには、市販の音楽CD作成ソフトなどはインストールされていません。Windows Media Playerでの作成手順をお知らせしたのですが、ややこしいから違うソフトにしてほしいとのこと。

ここは、無料利用もできるサイバーリンクのPower2Goを使うことに。

今回は音楽CDを作りたいため、Power2Goでの操作手順を説明します。音楽データを書き込んでしまうと、CDプレイヤーでは再生できないため注意が必要です。

無事に音楽CDを作成することができ、満足していただけたようです。

インターネットできない

タブレット型パソコンを使っていて、インターネット接続できないというお問い合わせがありました。

調査したところ、パソコン側に問題があることが分かりました。

セキュリティソフトが原因のようでしたが、お客さまはパソコンをそろそろ買い換えたいタイミングということでしたので、このタイミングでパソコンを買い替えることに。

新しいパソコンの初期設定、データ移行、メール設定などをしました。
ついでに、古くなっていたWiFiルーターも交換してほしいということで対応してきました。

テレワークパソコンの設定

最近、テレワークという言葉がニュースでよく流れています。
響きがちょっと昭和っぽいですよね・・・。
私の場合、リモートワークというほうが分かりやすい言葉かなと思っています。

会社支給のパソコンを持ち帰って仕事ができる方ばかりではなく、自宅のパソコンを使うしかないというお客様も多数いらっしゃいます。

今回は、久しぶりに使ったパソコンがなかなか起動しないという相談でした。

Windows Updateのトラブル、ハードディスク障害、ソフトウェアのトラブルなど、いくつか可能性は考えられます。

今回は、幸いハードディスクに損傷は見られず、Windows Updateが原因のトラブルのようでした。たまに、Windows Updateのトラブルで正常起動しなくて初期化が必要になる事例もありますが・・・。

何とかパソコンを正常起動させることに成功しました。

パソコン初期設定できているか診てほしい

大手家電量販店でNECの一体型パソコンを購入されたお客様から、パソコン初期設定ができていないみたいなので、初期設定ができているか確認してほしいという依頼がありました。

マイクロソフトアカウントの登録とOfficeのプロダクトキー登録まで完了している状態でしたが、それ以外の設定はほぼされていない状態でした。

念のため、マイクロソフトアカウントを確認しようとログインを試みましたが、お客様がメモしてあるメールアドレスやパスワードではログインできないことが分かりました。

たくさんメモ書きや訂正などされているようでしたので、どれがパスワードだったのか分からない状態になっていたようです。

メール設定も全く手が付けられていない状況で、お客様から情報を聞き出したり古いパソコンからパスワード解析したりしながら進めていきました。

セキュリティソフトのインストール、プリンター設定、インターネットブラウザの設定、アドレス帳の移行、年賀状ソフトの設定、再セットアップディスク(USB)の作成などしました。

最後に、パソコンの簡単な使い方についての説明です。

操作説明は、実はとても重要なんです。
大手パソコンサポート業者の初期設定プランでは、使い方説明が含まれていないことが多く、別料金での対応となっています。

パソコンの初期設定を頼まれるお客様のうち、操作説明なしで大丈夫な人は、数人に1人ではないでしょうか。

困ったときのパソコンサポートでは、初期設定やデータ移行の際には、お客様ごとに合わせた内容で操作説明も行っています。