Office付属の新品激安パソコン

パソコン初期設定の依頼がありました。

高価なセキュリティサービスに加入する特典として、お客様はノートパソコンをもらったとのこと。

初期設定とデータ移行をしたのですが、HDD搭載激安パソコンよりは速いけれど、これはちょっと・・・というものでした。

仕事で使えるパソコンをもらったとのことでしたが、箱の中を調べても、Officeのライセンスカードがどこにも見つかりません。

キングソフトのセキュリティソフト、永続ライセンスが付属しているみたいです。これ使うぐらいなら、インストールしないでWindows Defender使ったほうが私は安心です。

パソコンの電源を入れたところ、すでにユーザー名が登録済みでした。デスクトップには、Word, Excel, PowerPointのアイコンまであります。

プロダクトキーなしでMicrosoft Officeが付属することは、ありえないと思うのですが、製品名を見るとMicrosoft Office Professional Plusとなっています。

これってオークションやショッピングモール、個人売買でよく見かける、不正ライセンス製品と同じ名称です。

不正品かどうかは、Microsoftに聞かないと断定できないと思いますが、Officeのライセンス的にはダメではないかと・・。

Windows10のライセンス自体、本物か疑わしく思えます。

ちなみに、Amazonでは、このパソコンは堂々と販売されています。なぜかレビューも高評価。

CPUはCeleronですが、ギリギリありかな?という性能。第3世代のインテルCore CPUぐらいの性能でしょうか。SSD搭載ですが、転送速度はかなり遅め。ベンチマーク測定したわけではありませんが、SSD内部で10GB程度のデータコピーしましたが、かなり待たされました。

USB3.0も搭載しているようですが、USB2.0以下の速度しか出ませんでした。内蔵SSDが遅いのかもしれません。

Excelで簡単な書類作ったり、インターネット閲覧する程度であれば、古いパソコンと比べると速くなったと感じることができると思います。

キーボードは日本語かな表記はありますが、101英語キーボード配列でした。日本語キーボードだと「む」のキーは右端にあるはずですが、左上(Escの下)にありました。

「半角/全角」「変換」「無変換」「カタカナ/ひらがな/ローマ字」のボタンはもちろんありません。

日本語変換は「Alt」+「む」で切り替えることができました。

「Enter」キーが横長で縦に短く、押しにくいです。DELLのコンパクトノートパソコンもキーボードは使いにくいですが、それよりもっと使いにくいと思います。これ、15.6インチのテンキー付きパソコンなのに「Enter」やカーソルキーが使いにくいんです。テンキーもほかのキーと物理的に近いので、間違えやすいです。あまりテンキーの意味がありません。

外付けキーボード買いたくなります。

作業が終わったあと、古いパソコンのHDDをSSDに交換したほうが速くて使いやすくなるということに気付きました。